|
|
|
|
■区分
甲賀市指定文化財
■時代
平安時代 |
|
阿弥陀如来は、大乗仏教の如来の一つである。
梵名は「アミターバ」、あるいは「アミターユス」 といい、それを「阿弥陀」と音写する。
「阿弥陀仏」ともいい、また略して「弥陀仏」ともいう。
梵名の「アミターバ」は「無限の光をもつもの」、「アミターユス」は「無限の寿命をもつもの」の意味で、これを漢訳して無量光仏、無量寿仏ともいう。
無明の現世をあまねく照らす光の仏にして、空間と時間の制約を受けない仏であることをしめす。
西方にある極楽浄土という仏国土(浄土)を持つ(東方は薬師如来)。浄土宗では本尊にあたります。 |
|
|
|
|
|
|
■区分
甲賀市指定文化財
■時代
鎌倉時代 |
|
十一面観音はその深い慈悲により衆生から一切の苦しみを抜き去る功徳を施す菩薩であるとされ、女神のような容姿に造られたものが多い。多くの十一面観音像は頭部正面に阿弥陀如来の化仏を頂き、頭上には仏面、菩薩面、瞋怒面、狗牙上出面、大笑面など、各々に複雑な表情を乗せ、右手を垂下し、左手には蓮華を生けた花瓶を持っている姿であることが多く、この像容は玄奘訳の「十一面神咒心経」に基づくものである。
通例、頭頂に仏面、頭上の正面側に菩薩面(3面)、左側に瞋怒面(3面)、右側に狗牙上出面(3面)、拝観者からは見えない背面に大笑面(1面)を表す。
「十一面神咒心経」によれば、右手は垂下して数珠を持ち、左手には紅蓮を挿した花瓶を持つこととされている。ただし、彫像の場合は右手の数珠が省略ないし亡失したものが多い。
一方、真言宗豊山派総本山長谷寺本尊の十一面観音像は、左手には通常通り蓮華を生けた花瓶を持っているが、右手には大錫杖を持ち、岩の上に立っているのが最大の特徴で、豊山派の多くの寺院に安置された十一面観音像はこの像容となっているため、通常の十一面観音像と区別して「長谷寺式十一面観音」と呼ばれる。 |
|
|
|
|
|
|
■区分
甲賀市指定文化財
■時代
室町時代 |
|
摩耶夫人は、釈迦の生母である。
紀元前566年(紀元前624年、紀元前463年とする説もある)に釈迦を生み、釈迦の生後7日後に没した。また没して後は忉利天に転生したという。
釈迦はその後、摩耶の妹である摩訶波闍波提が後妻となって養育した。
摩耶はヴァイシャーカ月に6本の牙を持つ白い象が胎内に入る夢を見て釈迦を懐妊したとされており、その出産の様も、郷里に帰る途中に立ち寄ったルンビニーの園で花(北方伝では無憂樹、南方伝では娑羅双樹)を手折ろうと手を伸ばしたところ、右脇から釈迦が生まれたと伝える。 |
|
|
|
|
|
|
千手観音像 |
|
梵名を「サハスラブジャ・アーリア・アヴァローキテーシュヴァラ」といい、仏教における信仰対象である菩薩の一尊。「サハスラブジャ」とは文字通り「千の手」の意味である。
三昧耶形は開蓮華(満開のハスの花。聖観音の初割蓮華と対をなす)、蓮華上宝珠。種子(種子字)はキリーク。
眷属として二十八部衆を従える。 |
|
|
|
|